年末、年始からスローとかスモールとかいう言葉を
キーワードにした本をいくつか読んできた。
これまであまりにも自分自身や身近な仲間を追い立ててしまった
のではないか、という反省からである。
何かにとりつかれたように、そして、せきたてられるように。
もっと早く、もっと多く、もっと大きくと・・・
人の持ち味とか、人間も持っている本来のペースとは
おかまいない世界がそこにはひろがっていた。
唯一の救いは、その仕事、その趣味は楽しい
という思いが常にあったこと。
仕事も趣味も楽しくないし、好きじゃない!
そんな前提では決して長続きしなかっただろう。
その点だけは、自分の生きる道しるべとして
最大の基準としてきたという思いは強い。
しかし、急ぎすぎ、かつ、欲張りすぎていた。
効率ばかりを重要視するあまりに、分業を進めてしまった。
そして、自分でかかわれる部分を狭めてしまった。
仕事も遊びも勉強も読書も、ひとくくりの自分の人生として
大局観をもってこれからの人生を送りたい。
いま、そんな思いに駆られている。
まずは、自分に合ったペースに戻すこと。
そして、多くのことをあれもこれも望まないこと。
ないものねだりではなく、あるものをいかに活かす。
その発想で、スローダウンしようと思う。