金曜日の夜は春の嵐。
春一番も吹いたとか。
そして、土曜日の未明。
その嵐がまだ収まらないなか、
鴨川の実家に向かう。
目的は、父(大和尚)の一周忌の法要である。
月日の経つのはこれほどまでに早いものかと
改めて感慨に耽りながら、強風の館山道を突っ走る。
法要は11時から。
8時過ぎには無事お寺に到着。
雨もあがり、
昨年の本葬のときのような大雨や嵐は
どうにか避けることができた。
と思ったら、季節はずれのポカポカ陽気。
春の陽気を通り越して、初夏を思わせる陽気だ。
まったく、大和尚はなかなかやってくれるものだと、
思わずニンマリ。お頼みしますよ。。。
一周忌の法要に続いて、墓石の建立供養(開眼式)を
行い、精進落としへと続く。
お寺の住職の一周忌。
やはり、普通の家の法要とはちと勝手が違う。
檀家の皆さん主体で80人を超える人が一堂に会する。
(お坊さんも5人が登場)
檀家の人達と酒(もちろん日本酒)を酌み交わしながら、
亡き父を偲ぶ。
あの世にいる懐かしい面々が次々に浮かんでくる。
だんだんこの世よりもあの世にいる人の方が
より親しく感じるような気がする。
それだけ、自分も年を取ったということか。。。
それにしても、一年経つのが早いこと早いこと。
あっという間、というより「あ」も言えない間の
ような気がする。
それでも、思い起こせばこの一年もいろいろあったな。
大和尚の密葬。本葬。そして祖母の他界と葬儀。
寺の大掃除。
清掃工場を往復した日々。
世の中も一気に大不景気に突入。。。
あっという間とは言うものの、
思い起こせばいろいろな出来事があった。
精進落としの宴で、檀家の一人が大和尚への恩を
次のようなひとつ話として教えてくれた。
大晦日に借金取りに追われているところを、
お寺に逃げ込んで助けてもらったと。
昔はそんなこともあったのか。
景気が悪いのは今に始まったわけではないわけだ。
よし、今日は大和尚を偲んで、大いに飲むぞ!
と意気込む。
時間がどんどん過ぎてゆく。
頭もぐるぐる回りだす。
目も回しだす。
・・・
夕方まで酒を飲んでヘロヘロになり、そのまま寝入る。
そして早起きして、風呂に入りサッパリする。
・・・
すっかり酔いもさめている(ただし二日酔いだ)。
鴨川から我が家に向かって車を走らせる。
自宅に戻って、一息ついて、仕事をして・・・
やはり、この暖かい陽気に自転車に乗らない手はない。
二日酔いもなかなか治らないしね。
ただ、少し花粉の飛散が心配なので、マスクをして
とりあえず自転車散歩に出かける。
向かったのは、埼玉県幸手市にある権現堂。
桜の名所として有名なところ(らしい)。
桜のころに一度訪れたいと思ったので、
今回はその下見である。
自転車に乗って南風を受ける。
やはり、春の風である。
この2週間、風邪で体調を崩していたので、
まだ本調子とは言えないが、午後のひと時を
気持ちのよい汗をかいてリラックスした。
昨日の二日酔いもすっかり治った!
明日から、また仕事モードだ。
また、例年並みの寒の戻りがあるようだし。
この週末は、千葉と埼玉で一足早い春を満喫した。
いい週末だった。
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<和尚のひとりごと>
★★★ 花粉症の気配も・・・ ★★★
<キーワード>
・春の嵐がとおり抜ける
・あの世からの便り
・いい酒の飲み方とは
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