2008年11月30日日曜日

郊外の大規模店舗



 今日で11月もおしまい。
 明日から、師走である。


 景気の悪いニュースが毎日報道されている。


 そんな中、自宅の近所(とはいっても10km近く離れているところ)
 に大きなショッピングモールがこの週末にオープンした。


 今日は、午後から自転車散歩でここを訪れてみた。


 5000台の駐車場といううたい文句があるにもかかわらず、
 1kmも手前から、駐車場に入れないで待機している車で
 道路は大混雑。


 駐輪場も満杯。


 ということは、この店舗群に数万人の人手があるということ。


 景気が悪い悪いと言っていても、
 人が集まるところはあるということか・・・


 なんて考えながら、店の中を覗いてみた。


 すると、店内はいたるところに人だかりができている。
 午後1時を回った時間だというのに、レストランは長蛇の列。


 正直、そんな空間に長居することは、私の趣味じゃない。


 てなわけで、どんな店が並んでいるのか確認して、
 早々に店を出た。


 何件か、面白そうな店もあったが、ほとんどどこにでも
 あるような店が並んでいて、少々がっかり。


 オープニングセールが終わって、少し客足が途絶えたら、
 アウトドア系、趣味系、自転車系の店などをゆっくり
 ウィンドショッピングしたいと思う。


 今日は、北風も強く、自転車散歩も30km弱と距離は
 伸びなかった。


 それにしても、郊外のショッピングモールや
 ショッピングセンターがこのところ立て続けに
 オープンしている。


 最初はものめずらしさで、お客さんも集まるかもしれないが、
 これだけ近くに乱立すると、正直もう飽き飽きしてくる。


 日本全国、どこに行っても、同じようなショッピングセンターが
 乱立するような状況が、もうすぐくることになるだろう。


 その後にくるのは、やはり地域に根の生えた、きめの細かい
 サービスをする小規模店舗の商店街への回帰現象か。。。


 客足が昔ながらの商店街戻っていくような
 気がするのは、私だけではないだろう。


 郊外→車でのアクセス→大規模店舗群で大量買い


 これが、これまでの流れだが、
 これからは、こう変わるのではないか。


 街中・駅前→自転車でのアクセス→小規模店舗で
 欲しいものだけ少量購入


 これからのエコ生活はこうあるべきだ。
 そんなことを肌で感じながら、帰路に着いた。




 夕方から、来期以降の事業計画の策定作業にかかる。
 毎年、この時期は、来年度の事業計画を練ることになる。


 この1年を振り返りながら、来年、再来年の事業を
 イメージする。


 来期のキーワードを3つに絞った。

 ・ネットワーク力
 ・フットワーク力
 ・コミュニケーション力

 この3つの力の向上を図り、仕事の価値を一段と高めたい。



 同じ作業をするのでも、目的意識やプロ意識を持って
 とりかかるのと、そうでないのとでは、出来栄えに
 雲泥の差が出てしまう。


 そんなことを実感した一年だった。


 今年も残すところ、あと一月。


 今期の目標達成に向けて、さらにまい進したい!





 ------------------------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 3つの力をコーディネートする ★★★

 <キーワード>
   ・付加価値を高める=単価が高い
   ・正確で早い=丁寧で慎重ではない
   ・店の将来像をイメージする
 ------------------------------------------------------------------





2008年11月23日日曜日

喪中はがきと自転車散歩
















 まもなく師走、12月である。


 この時期になると、喪中のご挨拶を何通かいただく。


 自分のような年齢になると、この喪中のご挨拶の
 枚数が結構な数にのぼる。


 だいたいが親が他界したというもの。


 わたし自身も今年の2月に養父が他界して、
 喪中のご挨拶を出す年となった。


 喪中はがきはすでに印刷してあったのだが、
 このところ週末もなかなか忙しくて、
 私事に手をつける余裕がなかった。

 あいさつ文には、2008年11月と書いてしまったため、
 この連休になんとかやりくりするしかないところまで
 追い詰められてしまった。


 昨日、なんとか仕上げたので、ホッと一息ついた。


 思い起こせば、この4年間で3回喪中のご挨拶を
 出さねばならないという悲しい状況である。


 3年前は養母が、
 2年前は祖母が、
 そして今年は養父が・・・


 いずれも天寿を全うしたとはいえ、こうも頻繁に続くと
 次は自分の番かなという思いが強くなる。


 こうして、自分より目上の人が他界するたびに、
 自分も死に着実に近づいているという実感が強くなるのだ。


 ただ、まだ私の身内では、かみさんの祖母とわたしの母が
 健在である。特に祖母はもうすぐ102歳という長寿。


 どちらも長生きしていただきたいと思う。



 そんなことをお祈りしながら、今日は天気が良かったので
 その天気に誘われて午後からサイクリングの旅に出た。


 いわゆる、「自転車散歩」というやつ。


 春日部からR16を通り、江戸川右岸を北上。

 利根川との合流に出て、利根川を渡り、その左岸を西走。

 R4で再び利根川を渡り茨城から埼玉に。

 そこから葛西用水路沿いに大利根、加須、羽生を走り、
 そこから南下に転じて、加須、騎西、菖蒲を経て
 自宅に夕方たどり着いたときは、日も落ちていた。

 走行距離約90km。

 夏ごろの走りに比べると確実に後半のバテが少なくなっている。
 弱点の膝にもほとんど違和感を感じない。

 ようやく体が、サイクリングに対して慣れてきたようだ。



 この趣味は最低70歳まで続けたい。
 そこまで生きていればの話だが。。。


 30代にハマッタ「渓流釣り」に匹敵する入れ込みようである。

 まずは年内に100kmオーバーを目指したい。

 それが達成できたら、いよいよ本格的な自転車を
 購入したい。

 いまは、そのための基礎知識以下の本を読みながら
 頭と体にインプット中である。




 ------------------------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 喪中のご挨拶 ★★★

 <キーワード>
   ・生きるとは。そして死とは。。。
   ・死ぬまでにやることを考える
   ・自転車散歩の楽しさを知る
 ------------------------------------------------------------------




2008年11月16日日曜日

読書三昧

 今週末は、大いに本を読み漁った。

 小説、時代小説、ビジネス、 
 仕事関係の本、新書、雑誌・・・
 片っ端から拾い読み。

 現在、頭の中はどろどろのごった煮スープ状態だ。
  (どっちかっていうと「やみ鍋」か・・・^^;)

 玉石混合の味が時間経過とともに小慣れてきたころ、 
 自分の頭の中でもう一度整理してみたい。


 その照準を年末に合わせている。


 今度の年末年始は、数年に一度の読書三昧な
 時間をたっぷり確保したい。

 そのためにも、この一ヶ月余りにやるべきことは
 やってしまいたい。(特に仕事関係は・・・)


 なんか、支離滅裂な文章だな。


 さすがに今朝は3時起床なので、
 少々頭がボーっとしてきた。

 世の中、不条理だと思えば思うほど、
 やる気が出てくる。

 本当に何の問題もない世の中が、
 いい世の中なのだろうか?

 問題のない世の中を生きることは、
 すばらしいことなのだろうか。。。

 そんなことを考えながら、
 風呂入って、一杯やろっと!


 明日は、また早起きしたいからね。

 ------------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 宇宙の中のスープ ★★★
 <キーワード>
   ・熟成する時間
   ・思考する能力
   ・プロフェッショナルな生き方
 ------------------------------------------------

2008年11月9日日曜日

冬支度

















 11月に入ってめっきり寒くなった。

 12月までは、暖房は簡単な電気ストーブだけにしようと心に誓っていたのだが、ここにきて寒さでこの誓いはすっかり萎えてしまった。 (笑)


 早速、春に押入れに仕舞いこんだ石油ストーブ、コタツを引っ張り出した。


 となれば、当然、その前にする作業は部屋の掃除である。
 何事も、片付けから入るのが私のやり方なのだ。


 今回は息子の部屋で使い古された汚れたカーペットの再生。それから作業を始めた。ほこりと染みを丁寧にふき取り、フローリングの床の上にサイズを合わせて敷いた。

 染み抜きは完全ではなかったが、そこそこ目立たなくなった! そして、ストーブとコタツをセットして冬支度を整えた。


 やはり日本人はコタツだ!


 コタツでこうして本を読んだり、
 パソコンに向かって調べごとしたり・・・

 音楽を聴きながら過ごすこのコタツタイムで
 こころが自然と穏やかになってくる。

 今、コーヒーを入れてこうしてパソコンに向かい始めた。


 今朝、いくつか読んだ雑誌や本の中で気になったフレーズをちょっとここに書き留めておこう。


  毎日の習慣、過去に続けられた習慣が皆さんのいまをつくり、皆さんの十年先をつくる。習慣の中にある因子が皆さんを病人にしてしまう。病気は自分がつくる以外のなにものでもありません。

  失敗したり悲しい思いをした時こそ、もっと不幸な人の悲しみを分かつことができる豊かな感性が自然と生まれるんです。

  生かされている命を、できるかだけ僕は使い切りたいと思っています。

   ――原重日野明 


  人の話を聴く、聴き切る、あるいは訪れをじっと待つことは、普通に何かをする行為よりもはるかにエネルギーを要し、はるかに忍耐を必要とする難しいことなのです。

  研究者は一生をかけて、それでもひとつ新しい解釈が出せたら、それは歴史的な研究になります。しかしながら、そういう長い時間をかけて行うような研究が許されない時代になりました。 <せっかちな時代>

  待つこと期待するという意味での「待つ」ことを放棄したとき、初めて本当の「待つ」の意味が見えてくるのではないか。「待つ」ことを放棄したときに、初めて待つことができるのではないか、・・・

  痛い想いをたくさん繰り返し、年輪を重ねて初めて、人は「待たないで待つ」という姿勢を身につけるのかもしれません。年輪とはそういうことかとも思います。

  「待つ」ことは辛く苦しいことですが、しかし「待つ」という、一見すれば、ただじっとしているだけの受け身の姿勢になかに、倫理や人間の責任といった一番根源的なものが含まれている。「待つ」ことは、それほど人間にとって重要な意味をもつ営みである・・・

   ――鷲田清一 


  地球が「安い石油資源の枯渇」と「地球温暖化」という不可逆な「二つの危機」に直面していることを考えれば、我々にできることは、一刻も早く、省エネ・省資源・環境問題に取り組み、二つの危機が進む速度を可能な限り緩和させることしかない。

   ――柴田明夫 



 閑話休題


 先週の金曜日は、久しぶりに私の尊敬する知人Mさんと情報交換をしながら、遅めのランチをともにした。

 Mさんから発せられる言葉のひとつひとつが、私の中に刺さっていたとげを抜き取り、痛みを癒してく。


 人と人とのお付き合いは、本当に不思議である。そして生きていくうえで欠かせない行為でもある。


 こうした癒しの場――時には修羅場にもなるのがだ――を共有するという感覚は、これまでの数人の恩師と接していて得られた感覚である。

 でも、そうした恩師はすでにこの世を去ってしまった。いまは朝の瞑想の中で一方的に対話させていただいている?

 私の悟りへの道はまだまだ程遠い状態で、瞑想していて「場を共有」することはできていない。


 そんななかで、Mさんの存在は私にとって大変ありがたい。


 Mさんのおっしゃった言葉を反芻しながら、今日はコタツでゆっくりしたいと思う。


 もう少し、読書を続ける。



 ----------------------------------------------
 <和尚のひとりごと>
   ★★★ 我が至福のコタツタイム! ★★★

 <キーワード>
   ・緩和策と対応策の組み合わせ
   ・「待てない」「待たない」社会
   ・未来を手繰り寄せずに待つ時間・・・
 ----------------------------------------------